4月に読んだ本
ども、サウナ探偵です。
4月に読んだ面白い本をまとめる。
新作は無し。
野﨑まど劇場/野﨑まど
便所でクソしながら読むのに最適なショートショート。 全く読む価値のない一冊。 では読むべきか?読むべきであろう。 世の中にはクソの役にも立たない小説というものがある。 本作は少なくともクソの役に立つ。 愛すべきクソ。 読んだ記憶もクソと共に流れてゆく。
know/野﨑まど
天才だわ。 ともすればデウスエクスマキナとも取られかねない超越存在を、いい塩梅の納得感で描く手腕。 野崎まど作品の超越存在に圧倒される瞬間的なカタルシスには、毎度気持ちよくさせられてしまう。 そしてページ割がゴッド。 近未来異”脳”SF。 情報のシュヴァルツシルト半径。
自由研究には向かない殺人/ホリー・ジャクソン
翻訳の現代モノって、こんなに読みやすくておもしれーんだなあ。 SNSやスマホ、ドラッグから行方不明の少女の行方を紐解く構図は、映画searchを思い出すわね。 要はすごく面白いということ。 大変堪能しました。 非常におすすめ。
殺しの双曲線/西村京太郎
順当におもしろい一作。 どんでん返しを狙っているけど、まあ大体わかっちゃう。それを差し置いてもストーリーテリングとテンポの良さでねじ伏せる力がある。 犯人の動機がチンピラの逆恨みレベルなのが肩透かし感。 ラストの後味の悪さ(或いは良さ?)はなかなかだった。
おわり。
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