鈴と小鳥とそれから私とサウナ

2023年3月の面白かった本まとめ

3月に読んだ本

ども、サウナ探偵です。
みなさんはゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕は12回ウンコしました。

そこで、3月に読んだなかで面白かった本をご紹介します。

そこでとは何か。


法治の獣/春暮康一

ファーストコンタクト短編3発。 どれもSF的に傑作。エンタメとしてどうかは置いといて。生物学にかなり振り切ったSF。 SFとは「ある架空の条件下での事象の観測」という箱庭遊びであると認識させてくれる1冊。 しかしこうSF読む時は本当に生物学と情報工学をやっててよかったと思うわ。

www.sauna-detective.com



氷の国のアマリリス/松山剛

単巻名作として名高い「雨の日のアイリス」シリーズの一冊。話の繋がりとかは全然ないんだけど。 なんつーかね、俺は基本ファンタジーって嫌いなんだけど、こういうのは好きやね。ゆるいポストアポカリプス。好きですね。 ラノベに求めてる系統のやつだった。あとイラストが好き。


夏季限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信

すげぇなこれ。いくらでも読めるな。 「ケーキの盗み食いを隠蔽する」とかのクソほどどうでもいい話ばっかりなのに、なんでこう興味を失わずに読めんのかね。 と思ったら前作を遥かに凌駕する本格ミステリ路線だった。 古典部シリーズも読み返すか…。

君のクイズ/小川哲

君のクイズ

君のクイズ

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ピャーおもしれ〜〜! 一気に読んでしまったわね。 スラムドッグミリオネアやね。 クイズは人生やね。エンタメやね。 問読みゼロ文字解答って、そら原理的に口の形を読むしかないやろって感じだけど、そんな程度の話じゃなかったわ。なるほど珍百景。

僕が愛した全ての君へ/乙野四方字

僕→名前→君の順で読んだ。 結果的に正解だった気がする。 出題編→解決編→舞台裏みたいな感じ。 スーパー面白かった。 並行世界の解釈が非常に好き。 でもSFはほどほどで、人間関係に重きをってのがいい。新海的な塩梅。ハヤカワJAらしいほどよさ。

おわり。