最後の1行のインパクトがガチでハンパない。
知る(know)物語
ども、サウナ探偵です。
割と前に読んだんだけどインパクトが強すぎて何も言えなかった小説「know」by野﨑まどの感想を書き留めておこう。
このおいちゃんまじで天才すぎんよ。
この、ゴチャゴチャこねくり回した設定じゃなくて誰にでもイメージの沸く、なんなら思いつきそうなシンプルな超越感、なんなの。
なんなの。
まじで。
あらすじ
時は2081年。情報社会は加速し、情報素子は極限まで小型化された。情報素子は大気の如く世界中に散布され、形ある全てのものが膨大な情報に満ちた。
人々は高度な情報処理をリアルタイムで行うため、頭に人工の脳葉を埋め込んだ。その名も電子葉。
主人公連レル(ツレル)は情報素子の開発者であり恩師でもある道終(ミチオ)の残したソースコードに暗号を発見する。
導かれた先で出会ったのは、電子葉をはるかに凌駕する処理能力を持つ「量子葉」を埋め込まれた少女だった。
出典俺
脱糞級のおもしろさ
おもしろすぎてうんこを漏らすほどの小説がたまにある。
本作がそれである。
本書を読んでうんこを漏らそう。
それほどのインパクトなのだよ。
この本を読んでうんこを漏らす率は脅威の78%だよ。俺調べだよ。
まじでヤベェから。そう来たか!!って。
ラストがマジでヤベェの。
チンコにまで鳥肌立ってっかんね。
最後の1行が衝撃とかいうと、それ自体がネタバレで興が削がれるって考えもあると思うけど、本作は別に叙述トリックでもどんでん返しでもないのでいいでしょう。
早く読んで。
シンギュラリティのその先へ
野﨑まどの小説の特徴として、「超越存在が既存概念をぶん回して世界を次のステージに進める」という流れがある。
MW文庫の[映]アムリタシリーズはまさにどの一作にも超越存在が存在する。
他人を完全に操る者、世界一面白い小説を書く者、死なない者。
こういった超越存在が集結した6作目「2」では世界が完全にひっくり返る。まじキリスト生誕。丘 of ゴルゴダ。
本作「know」と「タイタン」はさらにひねりがあり、世界はすでにシンギュラリティを迎えている。
人間が情報に飼われているディストピアからストーリーが始まるのだ。
そしてやはり最終的には世界の概念がぶん回されてひっくり返されて裏返る。
シンギュラリティ後の近未来ディストピアでさらにパラダイムシフトが起こる。この感覚は野﨑まど作品でしか味わえない。唯一無二の快感よ。まじで。
まとめ
本記事、読み返してみたらマジで全く情報が無くてワロタ。タイトルに「考察」って入れちゃったけど1ミリも考察してねえ。とにかくガチのおすすめだから読んでくれ。
野﨑まど作品だと瞬間最大風速はこれが1番かもしれん。インパクトがクソヤバいのはやっぱり「2」だけどね。
あとはやくバビロンの続き書いてください。
おわり。
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