鈴と小鳥とそれから私とサウナ

読書中に「何読んでるの?」と聞いてくるのをやめろ



俺(読書中…)

同僚「何読んでるんですか?」

俺「うるせえなぁ!!(あ、小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? (講談社KK文庫)だよ)」


なぜって良いことがないからだよ

人に何を読んでるか聞くな。
人に何を読んでるか聞くんじゃないよ。

表紙を見たらわかるでしょうが。もしブックカバーかけてたら、オメーに教えるつもりはねえってことだよ。

こちとら短い休み時間に食堂にも行かずに本読んでるんだよ。俺の邪魔をするのなら、昼メシ奢らせるぞ。

っつーわけで、本の種類別でケーススタディを紹介していく。
何を読んでるか聞いた結果、何を読んでいても良い結果にならねえってわかってくれ。

ラノベだった場合

最悪なパターンの1つな。
答えられねえだろ。表紙見せられないだろ。

「サウナ探偵さん、何読んでるんですか?」
「ああ、この素晴らしい世界に祝福を!だよ。」
とはならんでしょ。

「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)だよ!」
とは決してならんでしょ。

うわーサウナ探偵さんいい歳こいてオタクっすかーってな。表出ろ。

挿絵のページがきたら読む速度が4倍になる。

官能小説だった場合

地獄やね。
まあ、これは人目につく場所で読んでるほうが悪い。

海外ミステリーだった場合

「何読んでるんスか?」
「エラリークイーン、だけど」
「へー知らないっすねー。てか本って面白いっすか?」
「死ね(まあ、ミステリー読まない人は知らないよね〜)」

この手の「別に本に興味もないのに自分の手持ち無沙汰を紛らわすために話を振ってくるカス」は広辞苑で殴ってもいいことになってる。

新書だった場合

「何読んでるんスか?」
「◯◯◯ってやつ」
「面白いっすか?」
「いやマジで最悪。何言ってんのこのジジイって感じで、私怨と偏見にまみれた自論が延々と云々かんぬん…」
「は、はい…」

新書を読んでる奴は頭の中にいろんな思考が入り乱れてる。
急に話しかけると、見解をアウトプットするためのサンドバッグにされるぞ!

一般文芸だった場合

害は少ない。
けど、1番話が広がらない。
本って死ぬほどたくさんあるからさ、聞いても引き出しと合致する確率、死ぬほど低いぞ。

つーか仮に読んだことある本だったとしてどうするの?ネタバレか?
殺す!!!!

逆にね、普段本読んでない奴が急に読んでたら、みんな知ってるベストセラーの可能性が高い!

どうしても「何読んでるの?」を言わないと死ぬ病の人は、こういう人を狙おう!

「マリア様がみてる」だった場合

1番最悪なパターン。
俺は死ぬ。
お前も死ぬことになる。


まとめ

どうですか、本読んでる奴に話しかけても何もいいことがないって理解していただけましたか。それとも共感の嵐ですか。

まあ正直会話を続けられるほうが本に集中したい身としては迷惑なので、実は「へー知らないっすね〜」が1番害がないんだよな。
何読んでるの?から世間話に入られると、お前の暇つぶしに付き合わせるなら金取るからなって気になってくる。

これはイヤホンしてるやつに「何聴いてんの?」ってきくのと同じ。

うるせえんだよと。

本読んでる奴は暇に見えるかもしれねえけど全然暇じゃねえの。全神経を文字を読み取ることに割いてんのよ。クッソ忙しいんだよ。オメーは暇ならパズドラでもやってろ。

ということなのである。

おわり。