8月に読んだ面白い本
ども、サウナ探偵です。
8月のまとめをしよう。
なぜならば10月なので。
ケモノの城 /誉田哲也
ウシジマ君の洗脳くん編の元ネタでもある北九州監禁殺人事件を題材にした一作。 エッッッッグい。人間の形をした人間じゃない存在。 起こったことが伝聞でしか語られないのが印象的。 ほんで元の事件の犯人はまだ生きてんだな。はやく死刑執行してくれ。
扉は閉ざされたまま/石持浅海
死体が見つかんねえまま=殺人事件が発覚しないまま最後までいくってのが斬新。 倒叙ミステリでこういうラストになるのはいいな。 ほんで倒叙ミステリで探偵役が美女ってのはどうもイカん扉が開く感ある。追い詰められてる感が。城塚翡翠然り。
レプリカだって、恋をする。2 /榛名丼
去年の電撃大賞の2作目。 作者も想定してなかった2巻。いやこの話、そんな広がる…?と思ったけどえらい不穏な展開でビビる。 途中までファンタジー風味学園ラブコメだったのにそんなオチある??? 1巻に引き続きエグめのアイデンティティ喪失が…
十二月、君は青いパズルだった/神鍵裕貴
これこれこれ!こういうのよ!! ぐう好き。前半の「設定の甘さはラノベだししょうがないか…」という納得のいかなさが全部回収された。 型にハマったストーリーではあるのだけど、俺は型にハマった上で質の高いモノが好きなのでオールオッケー。
クリムヒルトとブリュンヒルド/東崎惟子
いいすね〜丁度よいエグみ。 このシリーズは悪いことする奴にも納得のいく理由があるのが好き。 それでも中途半端な和解はせずに死者を出して解決するところが気に入ってる。 あと文体が好み。いい意味で箇条書きのようで、情報の完結が早くて助かる。ただ前2作よりは数枚落ちるかなというか作者のいいところが減っているような…。
おわり。