なんか知らん女おる。
パラダイス・ノイズ
ども、サウナ探偵です。
楽園ノイズ、2巻まで読んで2年放置してしまった。バカバカ私のバカ!
ようやく進めました。
なんで今更積み本崩しはじめたかっつーと、同著者で話題の「世界でいちばん透きとおった物語」を読んだから。
これもおもしろかったねえ。
ほんで、そういや楽園ノイズ積んでんなーって思って。
もう内容忘れちゃったので1巻から読み返したらクッソ面白くて止まんないわね。
なんか自分が過去に書いた文章ってキモいな。
胃が痛いです…
いい感じに胃が痛くなってまいりましたね。
これ、一巻読んだ時からWHITE ALBUM2の空気感じてたんだけど、3巻でかなり突っ込んできた感あるね。
(本作がWA2をどうこうってわけじゃなくて俺の引き出しだとこの手のはWA2寄りに感じるってだけ)
クリスマスイブに女子4人にそれぞれ時間差で会うとかいうナチュラルクソムーブ。
よく刺されねえなこいつ。
でも主人公にその気がないせいでラブコメっぽくはならねえのな。これ、なかなかいいシステムですね。見習いたいですね。何を。
胃が痛いですけれども。
新キャラ、良い
本巻、多分表紙に知らん女いて新キャラはダルいなーって放置してたんだと思うんだけど、この新キャラ志賀崎伽耶(しがさきかや)は超良かったわ。
本作、なんとなく展開がワンパターン気味で2巻まで若干マンネリ感あったんだけど、この新キャラのスパイスがだいぶ効いてる。
既メンバーの3人はもう村瀬くんのナチュラルクソ野郎ムーブを「村瀬くんはそういう人だから」で、おちょくり半分傷つき半分で流してる。
が、ここでの志賀崎伽耶は言わば読者の代弁者。クリスマスイブの件に「これ許容しなきゃいけないんですか!」と至極真っ当な文句をいうあたり常識人ですね。あと可愛いですね。健気ですね。
胃が痛くなりながらも最終的にはおちょくりで終わる。そのあたり、まだこの話を恋愛方面に持ってくつもりはないんだなって安心もありつつビクビクしているところ。
音楽描写の匙加減
あとこのシリーズ、音楽モノなのに演奏シーンが割とあっさりしてていいですね。
こう情景描写が延々と続くと目が滑るじゃないですか、小説って。
それはもうスポーツものでもなんでも同じと思う。匙加減が大事と思う。
本作の演奏シーンは人物の心情が決定的に変化する部分だけを抜き取って描写しているので、非常に必要十分。
特殊設定とかなしの人物フォーカスストーリーだから、大変ちょうど良い。
まあベテランやしな。
次巻も期待
おわり。