鈴と小鳥とそれから私とサウナ

「世界でいちばん透きとおった物語」杉井光 感想 透きとおりすぎワロタ


世界でいちばん透きとおるとは

世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)

ネタバレはしないけど情報を一切入れたくない人は回れ右。

透きとおりすぎワロタ

ども、サウナ探偵です。
クッソ話題の「世界でいちばん透きとおった物語」by杉井光、私も読みました。

透きとおりました。
断然、透きとおって参りました。
いま、わたくし、世界でいちばん透きとおっております。
どうも、透明人間です。インビジブル。インビジブル・マン

世界でいちばん透きとおった人の物語


これアイデア思いついたとき

ニヤニヤしてたんだろうなぁ。
ほんでこのアイデアを実際の小説に落とし込む手腕よ。ハンパねぇよ。ハンパネイア。

こんなん思いついたってね、普通やれないですよ。飛び道具すぎる。
正直言って杉井光はラノベの人だと思ってたので、これはかなり驚いた。
杉井っていうとやっぱり「神様のメモ帳」イラスト岸田メルCV小倉唯←強いのイメージやから。(なお未読)。

こういうミステリ系のトリッキーなのもイケるんや。まじ意欲作。

意欲作ってのはこういうのに使う言葉だわ。

真相が分かった時、思わず全ページ見返してしまったわね…。

基本的には

どんでん返しとか叙述トリックって先に知らされると面白さ半減じゃないすか。
だから俺はラスト何行がなんとかだみたいな帯を心の底から憎んでるんだよ。下品だしな。

でも、本作ならば!こういうのならば!ラストの衝撃!とか言われても許せちゃうね。

オイ帯、俺はお前を許すぜ。
帯も透き通ってるしな。ニクい演出やん。

まとめ

内容には一切触れてないんだけど、触れない方が良さそう。
「マジで透き通ってる」
「透きとおりすぎワロタ」
「完全に透明」

とかしか言いようがない。
まあ読んでみてくださいよ。
後悔はしないはずっすよ。

新感覚すぎる透明小説。


おわり。