2月に読んだ本
ども、サウナ探偵です。
ウィスウィーす。
1月は三体で力尽きたから2月はラノベとかばっか読んでたわ。
でも優勝は「方舟」夕木 春央やね。バケモン。
星降る夜になったら/あまさきみりと
Twitterで絶賛されてるのを見かけて読んでみた。なかなかよろしいやん〜。 どう足掻いても大団円にはなり得ないところが良いですね。 MF文庫こういうのもいけるんやね。見直したわ。MW文庫かスターツ文庫あたりにありそうな感じだけどMF文庫だと際立つ。
砂の上の1DK /枯野 瑛
すかすか作者の新作。 表紙とタイトルから受ける印象とはちょっと違うラノベ版アルジャーノンに花束をだった。 こういう単巻のラノベがねぇ、大好物なんすよ僕ぁ…。
レプリカだって、恋をする。/榛名丼
電撃大賞の大賞で恋愛モノって珍しいなって思ったけど、そこはやはり一捻り。 エグめのアイデンティティ喪失があったり非常に好み。 俺がラノベに求めてんのはやっぱり異世界だのチートだのじゃなくて、この手のジュブナイル寄りの話だと再認識した。
永遠のあなたと、死ぬ私の10の掟/人間六度
タイトルとレーベルから難病奇病モノかと思ったけど、より本質的な”存在のあり方”を表したタイトルだった。 身体の物質的な連続性とアイデンティティは必ずしも同列ではない。生きるとは、死ぬとは、そして不死身とは。 これはなかなか好きな一冊。
方舟/夕木 春央
エッッッッッグ 途中まで普通のクローズドサークルだったのに、バケモン級の絶望に突き落とされてしまった。 最後に全部どうでも良くなっちまったわ、殺人事件だとか、推理だとか。シンプルなだけにエグい。 まごうことなき鬱小説。 こういうのに出会うのが読書の醍醐味やわ。
おわり。