鈴と小鳥とそれから私とサウナ

【読書記録】2020年1月 「殺戮にいたる病」他

f:id:krsw_lapin:20191214095631j:plain

サウナ探偵なんだよ。
1月はなんだかたくさん本を読めた気がするなあ!薄いのも多いけど。
一個一個簡単に紹介してみる。




(1)密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

  • 作者:歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/01/15
  • メディア: 文庫

ウンコとションベン同時に漏らすほどの傑作と評判の作品。 考えたトリックを試すためだけの殺人を行い、それにまつわる問題を出題するというゲームを5人の持ち回りで遊ぶ話。ちょっとずつ繋がりのある連作がおもしろい。


(2)むかし僕が死んだ家/東野圭吾

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

  • 作者:東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/05/14
  • メディア: 文庫

かつての恋人の失われた記憶を求め、山奥の家を探索する話。基本的にずっと家の中で探偵ごっこだが、次々に出てくる手がかりと少しずつ明らかにされる真相に、楽しく読める。 殺し合いの小説ではないけど、平面図が欲しかったな。


(3)ダークゾーン上下/貴志祐介

ダークゾーン(上) (祥伝社文庫)

ダークゾーン(上) (祥伝社文庫)

  • 作者:貴志祐介
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: Kindle版

暗黒空間(ダークゾーン)に浮かぶ軍艦島で、元人間のバケモンチームが将棋風のゲームで殺し合う話。7番勝負に負けたら現実に戻れず死ぬ。火竜とか毒蜥蜴とかが出てきて楽しい。 読んでる間は楽しいけど全く何も得るもののないエンタメ小説。


(4)涼宮ハルヒの憂鬱/谷川流

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

  • 作者:谷川 流
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: 文庫

ハルヒって普通にSFとしてクソ面白えよな。でも本は読んだことねえわ。じゃあ読んでみよ。ということでブックオフ。 本当は角川文庫のオシャレ表紙の挿絵無し版がよかったんだけど。挿絵があると会社で読みづらいので。 アニメ化されてないところを早く読みたい。


(5)涼宮ハルヒの溜息/谷川流

涼宮ハルヒの溜息 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)

  • 作者:谷川 流
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: Kindle版

シリーズ2作目。こちらもアニメ視聴済み。リアルタイムで見てたなあ。話の内容的には起伏の少ないやや退屈な話。ウェイトレス朝比奈みくるはサイコーすぎるな。


(6)コンビニ人間/村田沙耶香

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

  • 作者:村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/09/04
  • メディア: Kindle版

なるほどおもしろい。 純文学の賞なんて、クソ面白くもない退屈な文章だろ?人の1人も死なねえ小説に用はねえよ、くらいに思ってたけど、短いので読んでみた。 おもしれえ。 サイコ女の冷めた視点とクソダメ男のゴミ思考の対比。異物VS異物。


(7)天空への回廊/笹本稜平

天空への回廊 (光文社文庫)

天空への回廊 (光文社文庫)

  • 作者:笹本 稜平
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: Kindle版

エベレストの山頂におっこちた人工衛星を回収する話。世界を標的にしたテロの真相を探る地上パートのワクワクさに引き込まれる。 一方、山パートで何をやってんのかサッパリイメージできず、リーダビリティがやや低い。 この手の話はみんな揃って大団円エンドが良かったなあ。


(8)殺戮にいたる病/我孫子武丸

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

  • 作者:我孫子武丸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/11/10
  • メディア: Kindle版

叙述トリックの名作と聞いてワクワクで読んだ。急にひっくり返る系なのに、最後の20ページでズルズル種明かしするので最終ページのカタルシスが弱くなってしまった感。とはいえ完全に騙されてしまった!飛び道具一発勝負だけでなく、普通にサイコサスペンスとして面白い!でも昼飯食いながら読んだら最悪だった。


(9)しあわせの書ー迷探偵ヨギガンジーの心霊術ー /泡坂妻夫

しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)

しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)

  • 作者:泡坂 妻夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1987/07/31
  • メディア: 文庫

絶対に面白くなさそうな表紙だけど、「おもしれえっつうかすげえ」みたいな感想を見て読んでみた。たしかにそれだわ。トリックというか仕掛けというか、これ以上は言えねえ。話は新興宗教カチコミ系。


まとめ

1月、なんだかんだ10冊読めてワクワクもんやったね。
コンビニ人間が意外と面白かったのが収穫だった!


おわり。

他の記事

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com

www.sauna-detective.com