このミステリーがすごい!2020年版の1位の作品を読んだか?何?読んでない?
1700円のハードカバー本には手が出せない?俺は文庫待ちだァ?
バカモノ!一刻も早く書店に行け!そして、mediumタワーを崩してこい!
※mediumタワー…
書店でスゲェ平積みしてタワーになってるから。
サウナ探偵だよ。
毎年12月になるとみんな楽しみにしてる本があるよな?
「このミステリーがすごい」
これだ。通称「このミス」。
そしてこのミス1位と言えば2017年「屍人荘の殺人」、2012年「ジェノサイド」など、間違いなくぶっちぎりにおもしれえ小説の太鼓判と言って良い。
んで今年の1位はこれ。
medium 霊媒探偵城塚翡翠 /相沢沙呼
medium メディウムと読む。媒体とか、そんな意味だ。
さっさと本屋に行きなさい。
これしか、言えねえ…。
ネタバレはしてないけど、150%楽しみたかったらこれ以降は読まん方がいいかもしれん。
あらすじ
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。
著者について
相沢沙呼 - Wikipedia
著者は相沢沙呼氏。女の人っぽい名前だけどガンガン男性。
今度「小説の神様」と言う作品が映画化されるらしい。表紙がかわいい。
相沢さんの作品を読むのはこれが初めてでござるよ。
ワクワク
それじゃ「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の話に入るよ。
令和元年の怪物
楽しさがバケモン級。
単純にこれに尽きる。
一章、二章を読んでると「なんだかテレビドラマみてーなミステリだなー。これがこのミス1位?そんなもんかね…」となる。
三章を読み始めると「はーもうわかりましたわ。ハイ名探偵ー。このミス1位解いてしまいましたワー。」となる。
そして最終章、死ぬ。
あまりの衝撃に、死ぬ。
徹底的に地獄に突き落とされた。
途中疑ってスマンかった。
俺が名探偵だ!…えっ?!
人によるのかも知れないが、俺はこの作品。前半200ページで完全に推理を終えた。絶対の自信があった。名探偵気分だった。「すべてが、伏線」ってまじでそれすぎてソレスタルビーイングなんだがwww
俺は名探偵なんかじゃなかった。
やはり、いちミステリファンでしかない。読者への挑戦?ハイ勝利した試しがございません。
城塚翡翠の言った通りになる。
もう一回言う。城塚翡翠の言った通りになる。
お前らは320ページで城塚翡翠の言った通りになるぞ。
まじで全部伏線
最終章まで我慢してほしい。
正直前半はちょっとつらい。金曜の夜にやってるドラマを文章で読まされてるみたいな気持ち。
最終章までに3つの事件がある。いずれも城塚翡翠の霊能力で犯人が先に分かってしまう。だが証拠能力はない。
これを論理的に、科学的に警察が逮捕可能となるよう証明をするのが主人公香月史郎の役目。
これはこれで新しいミステリ。超能力は反則と思いつつ、キチンと科学的な証明まで持っていく過程を省かないので納得感がある。
いいか、「すべてが、伏線」なんだよ…。
翡翠ちゃん、メチャクチャかわいい
何を隠そう、霊媒探偵の城塚翡翠ちゃん、メチャクチャ可愛い。
城塚翡翠が美少女すぎる。
城塚翡翠が、美少女すぎる。
あざてぇ。あざてぇぜ…。
城塚翡翠ちゃんに懐かれる主人公香月史郎、うらやましすぎるぜ。そこを俺と替われ、俺と、替われよ。ぶん殴るぞ。
翡翠ちゃんが可愛すぎて読み終わった本を神棚に飾りました。
ハードカバー本は、自立するので。
何はともあれさっさと読んで
ここまで俺が言ったことを全て忘れて一気読みしてくれ。ネタバレはしてないけど余計な先入観は持たなくていい。サイコーのエンターテインメントを感じてほしい。
これを読んだ後のみんなで酒飲んでワイワイやりたい。
まとめ
このミステリー1位は伊達じゃない!
明らかに面白い。両手放しにおもしろがれるミステリ作品は久しぶりだった気がする。
霊媒という言葉に拒否反応を示す人も多いかもしれないが、安心して手に取ってもらいたい。
「翡翠ちゃんペロペロ」とか「俺って名探偵?!」とか思ってると死ぬことになる。
この本に出会えて良かったなあ。
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」がオススメな人
・表紙の美少女に惹かれた
・霊能力ミステリってどんなん?
・地獄に突き落とされたい
おわり。
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