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感想【映画 「ラストレター」】広瀬すずと森七菜の圧倒的透明感に死去



ラブレターって書いたことある?


ラストレター



俺はねえよ。

爽やか系エモーショナルムービー

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サウナ探偵です。
エモ番長 岩井俊二監督の激エモラブストーリームービー「ラストレター」を紹介しよう。

広瀬すずの映画を半ば義務感から全部見ている俺としては外せない一作なので。
でもそれは抜きにしてもよかったよ。

youtu.be ※本記事の画像は全てトレーラーからお借りしました。

本作、基本はラブストーリーだ。
ボーイミーツガール、からの付かず離れずの関係を深めていき、すれ違い大破局、と思いきや最後は誤解が晴れて2人は幸せなキッスでハッピーエンド。


という映画ではない。

映画は広瀬すずの母親の葬式から始まる。
葬式から始まる映画は大体エモい。

岩井俊二の雰囲気映画

悪い意味ではない。
雰囲気のいい映画、の意である。

岩井俊二監督と言えばアニメ化もされた「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が超有名作品だと思う。
あとは俺が好きなのは「スワロウテイル」。

いずれにしてもストーリーの良し悪しはかなり人を選ぶと思うが、雰囲気が抜群にいい。

「ラストレター」も空気感が非常に清々しい傑作だっだ。

広瀬すずと森七菜の圧倒的透明感

とにかく広瀬すずと森七菜の圧倒的透明感がすごい。
「肉親が亡くなった田舎の少女」という役どころからも、海街diaryの演技が思い出されるが、広瀬すずはこういう役が本当にハマる。

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森七菜は特に神木隆之介との絡みが良かった。喋りやセリフ回しに好意を隠し切れてない後輩感がダダ漏れでリアル感が鬼。

演技の暴力

そして松たか子がうますぎる。
松たか子の親戚のおばさん感がすごい。
この落ち着きのない感じ、どーやったら醸せんの。才能?実は素なのでは?

福山雅治はどの映画に出ても哀愁系イケおじしかやらねえ。でもそれがいい。その役が完全にハマり役なのでどこでやってもいい。適材適所とはこのこと。
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決して森七菜プロモーションの企画映画ではない。全員実力派。演技力の総合値がカンストしたバケモン映画である。

いや、庵野は知らねえよ。
ブチ切れてる庵野、おもしろかったけどな。


ストーリーは過去の恋回想しちゃう系男子

ストーリーは過去の恋系である。
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これである。
お姉ちゃん死んじゃったけど同窓会の案内が来たから、それを伝えに妹役の松たか子が同窓会に行った。月日立ち過ぎてて姉ちゃんと間違われちゃう。そんで初恋の人福山雅治に会っちゃう。でも初恋の人は昔からお姉ちゃんに恋してた。みたいな。
んでなんやかんやで姉ちゃんのふりして文通しちゃう。
送り先のすれ違いから広瀬すずと森七菜がそのうち何通か受け取っちゃって、返事も書いて、なんやかんや続いて、的な。これなんも伝わんねえな。言葉って難しいなオイ。

広瀬すずの母ちゃん役が広瀬すずで、松たか子の娘役と回想シーンが森七菜で、松たか子は広瀬すずに間違われてて、福山雅治の過去は神木隆之介で、もう面倒くせえから見てくれ。こんなん説明されても面白くねえよ。

まとめ

ストーリーはさておき、演技派俳優の玉手箱や〜という感じの本作。
お笑い枠等一切ないガチンコの演技が楽しめる一作だ。
いや、庵野がいたわ。

広瀬すずはもはや貫禄が出てるよね。新人女優枠は完全に脱したよね。ちゃんと役者してる。
ベテラン俳優のガチ演技に拍手するもよし、若手女優の透明感に死去するもよしだ。


おわり。



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