12月に読んだ本
ども、サウナ探偵です。
12月に読んだ中で面白かった本をまとめておこう。
イリヤの空、UFOの夏/秋山瑞人
古き良きセカイ系ボーイミーツガール。世界の裏側、命運を託された少年少女、死に至る任務、そして逃避行。いいですね、素晴らしいですね。
近年のラノベにはないしみじみとワクワクしてくる感覚がある。
探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝
亡き父の残したAIに推理小説をディープラーニングさせて探偵AIに。 さらに実際の事件を解決することで人の感性に近づいていく。まさに”リアル”・ディープラーニング。 AIのキーワードを知ることができて、さらにストーリーに生きてくるのが面白い。
さまよう刃/東野圭吾
遺族による復讐と、少年法をめぐる、警察関係者や世論の葛藤。読み進めさせる力がすごい。さすがとしか言いようがない。 ラストはやっぱりそうなってしまうんだ、という東野圭吾への失望も含めてクッソ傑作。 「法律が正しいものなら、なぜ頻繁に改正が行われる?」至言
同志少女よ敵を撃て/逢坂冬馬
WW2における、独ソ戦の話。 かつて実在した少女で構成される狙撃隊を題材にすることで、戦争モノにありがちな「おっさんばっかりで誰が誰かわかんない問題」を解決するという画期的な1作。 舞台設計はラノベっぽいけどその実スーパー骨太。 ミステリではない。
とある飛空士への追憶
いやはや、名作でございますね。端的に最the高。 なんで一年も積みっぱなしだったのかと自分を殴りたくなる逸品。 ローマの休日×ラピュタ、言い得て妙。 すべてが綺麗に着地する素晴らしいストーリー。単巻作品のド名作っすわ。
おわり。
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