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半沢直樹最新作【アルルカンと道化師】感想 名探偵半沢が絵画の謎を追うミステリ風味強めの一作 ドラマ3期決定はよ!

半沢直樹 アルルカンと道化師

半沢直樹5巻「アルルカンと道化師」、読んだよー。
図書館で借りようと思ってたけど、やっぱり書店で目に入ってしまうと自然とレジに向かってしまったね。このタイミングで新刊は、ズリーわ。

これまでの半沢シリーズ

今回の半沢劇場はシリーズ5巻にあたる。
これまでの半沢シリーズを簡単に紹介しよう。

オレたちバブル入行組

記念すべき一作目。舞台は東京中央銀行大阪西支店。取引先の計画倒産により5億円の債務が焦げ付く危機に。全ての責任を押しつけられた融資課長 半沢直樹の使命は5億の回収…!
出典:俺

オレたち花のバブル組

5億の回収に成功した半沢は本部の次長職に就く。半沢の次の使命は投資に失敗したホテルの再建。金融庁のオネエ黒崎検査官、みんな大好き大和田常務の初登場作品。というか原作では大和田常務は本作にしか出ない。
出典:俺

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

東京セントラル証券に出向中の半沢は、大手IT企業電脳雑伎集団によるITベンチャースパイラルの買収案件に関わる。が、突然一方的に契約を解除される。実はその案件は、親会社の東京中央銀行に奪われていた…!
出典:俺

銀翼のイカロス

銀行に戻った半沢。次に押し付けられたのは帝国航空の再建。苦難を乗り越え再建案をまとめた半沢に突きつけられたのは、国土交通大臣による500億円の債権放棄(借金帳消し)要請だった…!
出典:俺

こいついつも窮地に立たされてんな…。

ちなみに1,2巻が2013年のドラマ、3,4巻が2020年のドラマの原作だ。どちらも原作とは多少異なるストーリー運びだが、映像作品としてドラマチックに昇華されており、非常に楽しい!もちろん言わずもがな原作もサイコーだ。

そして満を辞してのシリーズ5巻「アルルカンと道化師」だ。舞台は遡り1巻より前の大阪西支店のお話となる。
半沢シリーズのどういうところが面白いかってのはもう説明するまでもないから好きに書かせてもらう。

今までよりもちょっと地味

アルルカンと道化師、今までの話に比べると全体の流れはちょっと地味。4巻では半沢は本部の次長職、敵は国家権力と銀行の役員。関わる企業も日本のインフラを担う航空会社。スケールがバカデカい。

しかし今回はシリーズの前日談、舞台は大阪西支店。半沢の役職は支店の融資課長。関わるのは赤字の芸術雑誌を抱える出版社。ちょっと見劣りするスケール。

だが本作の本質は企業を背景にした人間ドラマなので、そこはしっかり魅せてくれる。おもしれーわ、ほんと。

名探偵半沢直樹

今回はいつもよりも謎解き要素が大きい。大体いつもの流れは不可解な金融案件があり、謎の金の流れ、謎の人物の繋がりを紐解いていき、悪者を糾弾するというものだ。今回は故画家の絵画の謎を追う。もちろん銀行の業務に関わるからだけど、このアプローチは半沢シリーズでは新鮮やね。

名探偵半沢直樹によって明かされる真実は、シリーズ随一の切なさを孕む芸術家同士の絆を見せてくれる。

ラストシーン、全支店の支店長の前で明かされる真実と不正の糾弾、大逆転劇はシリーズの中でもバツグンに映像映えしそう。この1000人近い行員を前にした逆転劇、いつもの会議室とは違うスケールで見てみたいもんだね。きっとちょーおもしれーよ。

浅野支店長健在…!

そして1巻の前日談、舞台は同じ大阪西支店ということで、既読者にはおなじみの浅野支店長が登場する。
石丸幹二で脳内に描かれてしまうよな。わかる。

自分の失敗は部下の責任、部下の手柄は自分のもの、という典型的なクソ上司。まだ元気な時なのでクッソいばりちらしてる。でも後々大変なことになるのがわかってるからニヤニヤしながら読んでしまったな。バァーカ。
ってかこの巻でもかなりやらかして痛い目見てるのに1巻でのあのふんぞり返りよ。信じられんけどこういうヤツいるんだな。

ドラマ3期はよ!

読んですぐ思ったのは、「映像化、はよー!」ということ。ラストの全店会議のシーン、メチャクチャドラマ映えしそう!
というか、原作の作風の方がドラマに寄せてきてる感があるんだけど俺だけ?

いずれにしても、こんだけ毎回高視聴率を 叩き出す作品だ。ドラマ3期を期待しても十分良さそう。ただ、これまでは原作2作分で10話の放送となっているため、「アルルカンと道化師」のみで映像化されるかはわからない。

でもやっぱり1番の懸念としては、本作は1作目のちょっと前なので、俳優陣の年齢が気になるところだYOね…。堺雅人が若返るしかない。あと原作には出てない大和田常務ももちろん出ないとね。

まとめ

半沢直樹5巻「アルルカンと道化師」を紹介した。
シリーズの見どころである、組織内の不正に立ち向かう痛快さは変わらず、人間ドラマ、ミステリーのエッセンスが加わり極上のエンターテインメントとなっている。

人気の小説でも読んでみると「うーん、面白かった様な気もするけど、好みではないかも…?でもみんな面白がってるし俺が読み取れてないだけ…?」ってなることがあるけど、池井戸小説はそれが一切ないのがすごい。ぜっっっったいに面白い。大体どれも銀行が絡む話なのに、既視感を感じさせない面白さがすごいよね。
悪者が必ず痛い目に合うのがいいんだろうね。日本人、現実では悪者を見過ごし過ぎなのでは…?
それにしても、さっそく次の半沢劇場が楽しみで仕方なくなっちまったな。

おわり。


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