ハイ回れ右
意味わからんほど面白い。
これに尽きる。
未読の人はこれ以外の情報を入れるな。
もう何も見るな。
回れ右。回れ右っつってんだよ。
俺を信用してくれ。
本サイトは大して面白くない本を絶賛して僅かなアフィ収入を得ようとするクソ忖度拝金主義ブログではない。
正直な感想しか言わねえから。
つまんねえもんはつまんねえって言うから。
図書館で1ヶ月も待っちまったけど、こんな面白えなら買って読んでもよかったわ。
俺がマジでおもしれえっつったらマジで面白えんだ。間違いねえんだ。いいから読んでこい。
それでも方向性くらい知りたいのならば
星を継ぐもの
インターステラー
これでいい。これでピンとこい。
ここからはネタバレ有りの感想
バカおもしれーわぁー。
なんだよこれ、こういうのもっと読みてえよ。
人類救出モノと思わせといてファーストコンタクトモノだったっつーのがイカしてんね。ロッキー、多分クソキモいんだけど可愛すぎるだろ。タチコマ的なやつだわ。
基本的に舞台は宇宙だけど、本作の主軸になるテクノロジーは機械工学や天文学じゃなくて生物学だったってとこが個人的にメチャクチャ合ってた。
アストロファージの生活環の解明、エリディアンとの会合、タウメーバの発見、品種改良…etc
特にタウメーバを品種改良するくだりがかなり良かった。てっきり遺伝子組み換えをするのかと思ったら、自然な進化に任せるという原始的な方法。
それが後々問題になってくるとことか最高なんすわ。進化は偶発的な突然変異でしかないこと、そして進化を目的論で語ってはならないことがよくわかるね。
俺の中の海外SFの概念を変えてくれた
俺は正直海外SFにあんましいい印象って持ってなくて。
「アンドロイドは電気羊の〜」は大嫌いだし「夏への扉」もあんまりピンときてない。
読みにくい上に大して面白くもないという。
んだけど、「星を継ぐもの」とか本作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」みたいに科学プロセスに重きを置いたのがジャンルとして確立してるんやね。「ハードSF」ってこういうのを指すんだな。よく理解してなかったわ。
こういうのがいいわ。
こういうのもっと読ませてくれ。
脳が喜ぶやつ。
まとめ
おもしろすぎ今年読んだ中でぶっちぎりのエンタメNo1優勝ノベル。
これを読まずして何を読むというんだ。
このハードSFでいてラノベ並みの軽妙な文体がサイコーやわ。訳者がうまいんかな?
なかなか出会えないサイコーエンターテイメントだった。
そして映画が楽しみすぎる。
おわり。
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